曲面にシールを貼る場合について

球体/筒状など曲面にシールを貼りつける場合、貼りつける場所の材質や環境、シールの粘着力によっては剥がれたり、シールの一部が浮いてくる場合があります。

基本的にはシールの粘着も弱くは無いので(再剥離用紙を除く)簡単に剥がれることは無いのですが、シールにとって悪条件が重なると曲面に貼り付けたシールの剥がれや浮きあがりが起きることがあります。

シールが浮き上がりやすい/剥がれやすいケース

下記のような原因が単独、もしくは複数条件重なることにより曲面に貼り付けたシールが剥がれやすい場合があります。
下記は剥がれる可能性が高くなりうる条件として例示しております。下記の条件を1つでも含むと、必ず剥がれやすくなるということではありません。

  • 接着面積が小さい(シールのサイズが小さい)場合
  • PP加工を施した場合(PP加工を施すとシールの厚みが増えて平らになろうとする力が増します)
  • 貼り付ける場所が凸凹している、または濡れていたり、油分等でベトついていたり、汚れている場合
  • 曲面のカーブが急になっている場合
  • 冷食糊以外の糊を使用している時に低温環境でシールを貼った場合(一般的にのりは低温に弱いです)
  • シール貼付け時の圧着(押し付ける力)が弱い
  • その他シールが剥がれやすい素材に貼り付けた場合
  • 再剥離系の粘着力を選択した場合

再剥離系の糊について

再剥離系の糊は剥がしやいということでご注文いただくことが多いですが、剥がしやすいということは(強粘着であっても)通常ののりに比べて粘着力が劣ります。

例えば、【再剥離・強粘着】は再剥離としては強粘着ですが、通常の【普通粘着】と【再剥離・強粘着】では【普通粘着】のほうが粘着力が強くなります。


接着面との相性により他の糊(のり)に比べて曲面に貼った際にシールが浮きやすい傾向にあります。

再剥離系の糊を曲面や角度がついている箇所に貼る際は無料サンプルにて事前にお試しすることをお勧めいたします。

シールの浮き上がり/剥がれの対策

基本的にはシールが浮き上がりやすい/剥がれやすいケースの逆を行うことが対策となります。

  • シールのサイズを大きくして接着面積を増やす
  • PP加工を行わない
  • 貼り付ける場所を綺麗にして水分、油分をなくした状態で貼りつける、凸凹した箇所に貼り付けない
  • 低温環境下でのシール貼り付けは冷食糊を使う
  • シール貼付け時に強く押し付けながら貼り付ける
  • シールの一部が重なるような長さでシールを作る
  • 弊社取扱シールの中で最も粘着力が強い、ユポ超強粘着を使用する

無料サンプルを使用して接着テストをお勧めいたします

弊社としましてはあらゆる材質に対して接着のテストや保証は出来かねますので、 曲面に貼りつける場合は、事前に弊社からお配りしている無料サンプルを利用してお客様ご自身で接着のテストを行うことをお勧めいたします。

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2018年2月2日


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