カットズレが目立つデザインについて

シールカットのズレについて

(1) シールのハーフカットはカットマシンの精度上、前後左右に最大0.5mmのズレが発生する可能性があります。

(2) 1枚カット加工オプションによる四角形の断裁は、断裁機を使用しますので最大1mmのズレが発生する可能性があります。

(3) ハーフカット、断裁両方がある場合は併せて最大1.5mmのズレが発生する可能性があります。

(4) ホログラムと1枚カットオプションの組み合わせは最大2mmのズレが発生する可能性があります。

※ 上記のカットズレは最大値であり、常に0.5mm/1mm/1.5mm/2mmのズレが発生するわけではありません。

※ハーフカットとはシールの台紙を切らずにシールのみをカットしてシールを円や四角、自由形状など指定の形に剥がせるようにするカットのことです。

※断裁とは指定のシートサイズ(一枚カットの場合シールサイズ)に四角形に切る場合のことを指しています。

カットズレが目立つデザインについて

上述の通り、シールのカットにはズレが発生する可能性がありますので、シールのデザインによってはカットズレが発生した場合、そのズレが目立つ場合があります。

シールのカットライン付近にデザイン上重要な絵柄があった場合、カットズレが目立ちやすくなります。

下記はカットズレが目立つデザインの事例になります。

白フチが0.5mmのケース

シールのカットズレ事例:白フチが0.5mmの場合

シール周りに太さ0.5mm白フチがあった場合、0.5mm下にカットがずれると上の白フチは1mmに、下の白フチは見えなくなります(図中央)。

白フチが無ければ0.5mmずれても目立たず、目視ではほとんど気付かないレベルになります(図右)。

シールのカットライン近くに線があるケース

シールのカットズレ事例:カットライン付近に線がある場合

シール内側0.5mmに黒の線がある場合、0.5mm下にカットがずれると下の線はシールギリギリになり、線の下にある白がなくなってしまいます(図中央)。

シール内側0.5mmの線が無ければ0.5mmずれても目立たず、目視ではほとんど気付かないレベルになります(図右)。

その他のカットズレが目立つケース

シールのカットズレ事例集

デザイン上重要な絵柄がシールカットライン近くにある場合、カットズレによって絵柄が欠けることによりカットズレがよりめだちやすくなります。

また、シール周りにフチをつけるようなデザインの場合は最低でも太さが2mm以上無いとズレがめだちやすくなります。

カットズレを目立たないようにするには

シールのカットラインに、デザイン上重要な絵柄が近ければ近いほどカットズレが目立ちますので、シールのカットライン近くにズレが目立ちやすいような絵柄を置かないことが対策になります。

最低でもシールのカットラインから内側に2mmはズレが目立つ絵柄を置かないことをお勧めします。

断裁の場合(1枚カット加工/マルチタイプ)は更にズレが大きくなりますので、切れてはいけないデザインは上下左右3mm以上内側に配置して下さい。

また、カットラインに沿ったフチに線や白をを付ける場合は太さを3mm以上にすることをお勧めします。

2020年10月30日


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